中国の旧暦5月5日は「端午節(端午の節句)」、今年は5月30日(火)だ。28日(日)~30日(火)の3日間は祝日で、多くの企業、学校が3連休となる。5月30日には龍舟(ドラゴンボート)のレースが行われ、天津市内中心地の海河両岸からレースが観戦できる。また、5月初旬から6月中旬まで市場やコンビニ、スーパー、飲食店など、様々な場所で「ちまき」が販売される。市販のゆで上がったちまきを食べたり、冷凍のちまきを自宅でゆで戻して食べたりするのが一般的だ。
天津の鼎泰豊では今年のちまきセットに中国北方でお馴染みのナツメちまきをラインナップに加えた。甘党の方に満足いただける小豆ちまき、ナツメちまき、肉食系でも満足できる肉ちまきと数量限定の台湾ちまき、健康志向の方に黒米サツマイモちまき等、バリエーションも豊かだ。
小豆ちまき:ゆでた小豆ちまきを数時間蒸らす。蒸気に包まれて笹の葉、もち米、小豆の香りがさらに芳しくなる。
ナツメちまき:ビタミンがたっぷり入った中国の有名な「金糸小棗(金の糸のようなナツメ)」は甘くて繊細な味。
肉ちまき:豚肉の赤身と脂身のバランスがよい。ジューシーな肉汁がもち米にしみ込んでいる。
台湾ちまき:ホタテの貝柱、イカ、シイタケ、卵の黄身、干しエビ、豚肉の具を含んだオリジナルの台湾風ちまき。
黒米サツマイモちまき:もち米と黒米が丁度よく配合されている。もちもちで口ざわりがいい。サツマイモをとろとろになるまですりつぶし、炒めてからもち米と黒米の中に入れる。サツマイモの具はとても柔らかくて包みにくいので、時間がかかる一品だ。
人民中国インターネット版 2017年6月2日
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