王恵麗=文・写真
7月21日、中国貴州省の盧雍政(ルー・ヨンジェン)副省長は北京で記者会見を開き、同省の黔西南州興義市で8月15日と16日、「天人合一・健康生活(天人合一の思想を生かし、健康的な生活を目指す)」をテーマにした「2017年国際マウンテンツーリズムおよびアウトドアスポーツ大会」(国際山地旅游曁戸外運動大会、以下「大会」と表記)を開催すると発表した。大会には、世界29カ国・地区の1200人余りのゲストが参加する見込み。また、貴州省が提唱する国際観光組織「国際マウンテンツーリズム連盟」(以下「連盟」と表記)が大会期間中に正式に発足する。
中国国務院に認定され、中国国家旅游局、国家体育総局、貴州省人民政府によって開催される同大会は、「健康中国」という国家戦略に合致するものであり、「観光・運動・健康」の相互関係を全面的に表すイベントでもある。大会の開催により、健康的なライフスタイルへの注目、観光と運動との緊密な関係の構築、また運動を中心にしたレクリエーションの推進に大きな効果をもたらすことが期待されている。
大会では競技種目(11種目)、付属種目(9種目)、シリーズイベント(56種目)、国際マウンテンアウトドアスポーツ大会(20種目)を行う。このほか、第1回国際マウンテンツーリズム連盟年度フォーラム、国際マウンテンツーリズム発展フォーラム、国際マウンテンアウトドアスポーツフォーラム、国際商会リーダーと有力メディアによる「持続可能な発展とマウンテンツーリズム」をテーマにした対話会なども開催。カーラリー、クロスカントリーラリー、自転車レース、国際マウンテンアウトドアスポーツ救援交流大会および講座、国際ロッククライミング大会などのイベントも行う予定だ。
盧副省長は「本大会には注目すべき点が極めて多い」と評価している。7月1日、「2017年国際マウンテンツーリズムおよびアウトドアスポーツ大会――グローバルツーリズム・マウンテンツーリズムの光を灯す」と題したイベントはオンラインとオフラインで同時に開始され、ネットではすでに中国や米国、英国、オーストラリアなど36カ国が参加し、参加人数は300万人を超えた。このほか、VI(ビジュアル・アイデンティティー)システムを活用して、貴州龍の化石をモデルにしたオリジナルキャラクター「黔小龍」も生み出された。
8月に成立する連盟は世界初のマウンテンツーリズムをテーマにした国際観光組織だ。設立メンバーは111の団体と個人からなり、五大陸の29カ国・地区に分布している。本部(秘書部)は貴州省貴陽市、支部は北京に設置。今年6月30日、連盟は中国民政部から「社会団体法人登記証書」を交付された。
人民中国インターネット版 2017年7月24日 |