中国の「全国運動会」は、各省・直轄市・自治区などの行政区域別団体と解放軍や鉄道などの産業別団体で育成してきたトップクラスの選手達が参加しており、各競技種目の国家代表選手も各所属団体から出場することにより、中国最高競技レベルの総合スポーツ大会である。
第13回(2017)全国運動会の一番大きなスポットライトは、大衆スポーツの普及を同大会で実質的に推し進めようとした点だ。つまり、これまではオリンピック競技種目中心だったが、大衆スポーツ競技種目を大幅に加えるとともに、いくつかのオリンピック競技種目に業余(アマチュア)部門を設けたことが、特色になっている。
この大衆スポーツ競技としては、ロッククライミング、ローラースケート、ドラゴンボート、ソフトバレーボール、囲碁、中国将棋、チェス、トランプ(ブリッジ)、ダイヤモンドゲーム、ドラゴンダンス(龍舞)、太極柔力球(新スポーツ)、太極拳、健康気功、フットサル、航空航海模型の15競技が大会の競技種目に加わっている。また、バドミントン、卓球、陸上・マラソンでは、業余(アマチュア)部門を新たに設けて業余(アマチュア)選手の競技が実施される。(編集)
人民中国インターネット版 2017年8月2日
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