文、写真=王朝陽
第24回北京国際図書展示会が23日から中国国際展覧中心新館で始まった。その中で推薦図書PRイベントの一つとして、新世界出版社と中国人民抗日戦争記念館の共催写真展「方君の目に映った抗日戦争」の開幕式も同日行われた。
1937年世界を驚かせた盧溝橋事件が発生した後、方大曽は命の危険を顧みず戦場へ最も早く駆けつけた戦地記者だった。彼は「小方(方君)」というペンネームで、多くの戦地報道と写真を発表した。不幸なことに、同年9月、25歳の若さで彼は前線で行方不明になってしまった。1999年、中国中央テレビ局ドキュメンタリーチャンネルの助監督、シニアエディターの馮雪松氏が偶然、方大曽の名前を知ったのをきっかけに、15年間にわたり、彼の消息を探し続けてきた。2017年7月、新世界出版社により改訂・再版された馮氏の作品『方大曽:消失と再現』が社会の注目を集めた。
写真展の開幕式に、新世界出版社の李凱声副社長、中国人民抗日戦争記念館の李宗遠館長、作者の馮氏が出席しあいさつした。馮氏は「今回の写真展は始めての公式展示です。方大曽の妹の方澄敏氏には二つの悲願がありました。一つは、兄を紹介する本を出版することで、もう一つは、兄の写真作品展を開くことでした。今回、新世界出版社の協力の下、この二つの悲願が叶えられました。今年は中国抗日戦争80周年にあたり、また彼の105歳の誕生年でもあります。今回の写真展は彼に対する敬意の表しと同時に、彼と彼の家族への贈り物でもあります」と述べた。
中国人民抗日戦争記念館で8月29日から9月4日まで、写真展が引き続き開催されるる予定。
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