9月8~10日、天津濱海区において、中国自動車産業発展(天津経済技術開発区)国際フォーラムが開かれた。
9日に行われた工業情報化部の辛国斌副部長は講演では「グローバルで見た自動車産業は今まさにインテリジェント化、電動化に方向を変えており、新たな分野で優位に立ち、産業発展の趨勢、チャンスを把握するために、化石燃料自動車の生産販売停止時期の検討に着手している」と発言した。その内容が大きく注目された。
現状においても中国における新エネルギー自動車の販売台数は急増している。中国自動車工業協会が9月11日に発表したデータによれば、8月の新エネルギー自動車販売台数は6万8000台で、前年同月比で76.3%増加した。
全体の自動車販売台数に占める割合は3.2%だが、全体の伸び率である5.3%と比べると、圧倒的に高い比率である。新エネルギー自動車の構成を見ると、EV乗用車が64.7%、EV商用車が17.6%を占め、PHEV乗用車は16.2%、PHEV商用車は1.5%に留まっている。
また、この順に前年同月比の伸び率を示しておくと、97.4%、88.8%、36.9%、▲47.4%となっており、伸び率でもEVが圧倒している。実績で見る限り、中国の新エネルギー自動車はEV中心となっている。
人民中国インターネット版 2017年9月12日
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