故宮が中国テイストの「口紅」発売  クリムゾンレッドが一番人気

2018-12-12 10:37:08

 

 

故宮が発売した化粧品がまた大人気になっている。故宮博物院文化創意館は今月9日、中国テイストの「口紅」をショッピングサイト天猫で数量限定で発売し、ネット上の話題をさらっている。そして、一晩のうちに、予約数が1000本を超えた。なかでも最も人気のカラーは、「朗窑紅(クリムゾンレッド)」で、予約数が600本を超えている。中国新聞網が報じた。

発売された口紅のカラーは、全て故宮にある国宝の色に基づいており、朗窑紅のほか、楓葉紅(メイプルレッド)、豆沙紅(あずき色)、碧璽色(トルマリンレッド)、玫紫色(マゼンダ)、人魚姫(パステルピンク)の6色となっている。口紅のパッケージも宮廷の后妃たちの衣装やアクセサリーをモチーフにしたデザインで、黒、白、赤、青、黄の5色がベースとなっている。そこに、ツルやチョウ、シカ、ミツバチなどが描かれ、その下には、アジサイや水仙団寿紋、地景百花紋、菊の花、四季の花かごなど縁起の良い模様が描かれている。

口紅だけでなく、故宮博物院はこれまでにも、業界を超えた提携を行い、天猫で商品を何度も販売してきた。例えば、中国の化粧品メーカー百雀羚は故宮と提携して、ダブル111111日のネット通販イベント)に非常にオシャレなギフトボックス「燕来勝」を販売。すると、たちまち若者たちの間で大人気となり、1日目で2万セットの予約があった。また、故宮と、北京の老舗お菓子店稻香村が打ち出した新年を祝うギフトセットも、天猫で大ヒット商品となり、2万セットが一瞬で完売した。

業界関係者は、「国宝の色彩を通して、『東洋の美』をPRするというのが、故宮が今回発売した中国テイストの口紅のポイント。中華伝統文化の魅力を伝えると同時に、故宮は若者やオシャレを愛する人に近づこうとしている」と分析している。

 

「人民網日本語版」20181211

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