四川省汶川県臥竜。そこは、パンダの自然保護区があることで世に知られている小さな鎮であり、ユネスコによる世界自然遺産リストに登録されている「ジャイアント・パンダ生息地」の一つである。
ここの自然環境と生物の種は、パンダが生息するのに理想的である。5月12日、マグニチュード8の四川汶川大地震の発生は、地震の震央からわずか20余キロしか離れていないこの鎮に、巨大な災難をもたらした。
地震発生後、パンダ保護研究センターの人々は、生命の危険を冒してパンダを救出し、地震発生の2分後から、カメラで救出の全過程を記録した。
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5月12日18時07分
外国の観光客やセンターで働く農民工、それにパンダたちを安全なところまで移送したあと、センターの人たちは危険を冒して、パンダが毎日必要とする筍と粉ミルクを運び出した
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5月13日08時08分
地震発生後、パンダの食用の竹が足りなくなったので、センターの人たちは観賞用の竹を切ってパンダに与えた
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5月14日15時03分 12日夜、14頭の赤ちゃんパンダは、飼育場から7キロ離れたもっと安全なパンダ博物館の木造の切符売り場へ移された。ここは狭いので、飼育員は絶えず赤ちゃんパンダを外へ連れ出し、パンダの「セラピスト」となって、なでたり遊んだりし、地震による恐怖とおびえを和らげた
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6月5日10時00分
北京動物園で「臥竜パンダ北京の旅」と題する開園式とパンダの故郷を再建するための募金活動が行われた。8頭の「オリンピックパンダ」は人々の前に姿を見せ、国内外の多くの観光客を引き付けた(写真・楊振生)
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5月18日12時36分
新しく架けられた臨時の通路から、8頭の「オリンピックパンダ」が早めに北京へ運ばれた
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(臥竜中国パンダ保護研究センター=写真提供)
人民中国インターネット版 2008年7月
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