文・写真=唐福祥
トン族は琵琶歌を「嘎琵琶」と呼び、それはトン族の琵琶で伴奏されるためこのような名前で呼ばれている。トン族の琵琶は、大、中、小の3種がある。低音の大琵琶は、弾き語りしながら叙事を行うもので、歌の途中に語りが入り、「桑嘎」と呼ばれる歌い手が一人で多くの役を演じ分ける、歌いものの音楽である。曲目には、『秦娘美』『秀艮与吉妹』となどがある。中、小の琵琶は、琵琶歌の伴奏をするもので、男性の若者が夜に歌う恋歌で、裏声を使う柔らかい曲調のものである。琵琶歌は、国家無形文化遺産になっている。
人民中国インターネット版 2010年10月16日
|