マンガで中日交流 里中満智子氏が北京でサイン会

 

22日、「明日」をテーマとする中日青少年アニメ・漫画展が開催されるにあたり、中国でもよく知られているマンガ家・里中満智子氏が北京を訪れ、サイン会を行い、中国のファンたちと交流をした。

 

サイン会で、里中満智子氏はまず、「中国で紹介されたマンガはアニメ化されたものがほとんどです。実は日本には数え切れないほどたくさんのマンガがあります。日本では5、6歳の子供から50、60代の人まで大変幅広くマンガが読まれています。毎年日本では1000ぐらいの新しい作品が生まれています。その理由は、若者が自分の世界を自分だけの力で表現したいという情熱があるからです」と、日本のマンガがよく読まれている状況を紹介した。

中国文化との関係について、「日本はマンガ、アニメでは大変発展していると言われていますが、もともと日本は昔から中国の文化、芸術に多く学んで、国を作ってまいりました。1000前の先祖に代わって、今ここで色々な方に教えてくださったことについて感謝を申し上げます。今はマンガという共通の文化で若い人たちが心を通い合わせるのは、本当にすばらしいことだと思います。」と語った。

 

その後、里中満智子氏は中国のファンに「天上の虹」の絵をプレゼントし、サインをした。

 

どうしてその衣装は中国風に感じるのかという中国の読者の質問を受けて、「『天上の虹』の舞台は日本の奈良です。飛鳥時代に日本は建築も政府のシステムも着るものも中国から取り入れていたのです。そのころ、日本はたくさん中国の影響を受けていました。その作品は持統天皇を主人公に描いているので、どうしても中国風の感じが出ます」と丁寧に説明し、「私はそのころの、大陸と交流していたころの歴史が好きで、中国の歴史や唐の時代の芸術にすごく興味があります」と唐の芸術に対する情熱についても語った。

 

「チャイナネット」2007年12月24日

 

 

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850