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「私たちの節句――2008中国清明(寒食)文化祭」の開幕式 |
文化祭に興を添える鼓楽隊 |
「私たちの節句――2008中国清明(寒食)文化祭」が4月1日から15日まで、山西省介休市綿山で開催されている。「清明節の発祥地に足を運び、清明文化を体験する」をテーマに、清明節の起源、文化、伝承・発展を紹介。フォーラムやシンポジウムをはじめ、祭祀、展示会、縁日、文芸公演などが催されている。主催は中央文明弁公室、中国文学芸術界連合会、山西省政府。
今年の清明節(4月4日)は、国家の法定休日調整により、5日、6日と合わせて初めての連休になった。
清明節の起源は寒食節にある。寒食節とは、「清明」の前日あるいは前々日にあたり、春秋時代の晋国の名臣・介子推を記念するために設けられた節句。すでに2640年以上の歴史がある。
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介子推の墓にお参りする人々 |
地元の主婦が作った蒸しパン。清明節の特別な食べ物でもあり、民間工芸品でもある |
介子推は宮廷で政変があった後、晋の太子であった重耳に従って他国に流亡し、多くの艱難辛苦をなめ尽くした。19年後、重耳は国に戻り、国の政治を取り仕切り、さらに晋の文公となった。そして、多くの家臣に知行や爵位を与えて賞したが、介子推のことは忘れてしまった。介子推は、母親とともに綿山に隠居した。
後に晋の文公は介子推のことを思い出し、彼に山を下って封を受けるよう求めたが、介子推は応じなかった。そこで、火を放って山を焼かせ下山を迫ったが、介子推は母親と焼死しても山を下りようとはしなかった。
晋の文公は介子推を記念するために、一日中火を焚くことを禁止し、人々は冷飯を食べなければならない日を設けた。これが寒食節の由来だ。
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介公祠で行う介子推の祭祀式典 |
書画や写真などの作品展は多くの人を引き付けている |
今回の清明文化祭の活動は多岐にわたる。文化活動は、中国の伝統的な節句と清明文化に関するフォーラムや、「中国清明文化の郷」「中国清明文化研究センター」「中国清明文化博物館」の設立式典、清明節記念切手発売会など。文芸祀活動は、晋劇(山西省の地方劇)『介子推』の上演や民間の娯楽演芸「晋中社火」の披露など。民俗活動は、綿山縁日、寒食文化展、凧・ブランコ・綱引き大会、蹴鞠の披露など。記念活動は、介子推の追想式典、ピクニック・植樹活動など。
このほか、清明節に関する詩歌、祭文、携帯電話のショートメッセージの募集や、「緑の追想」と題された中国の古典的な美文の朗読する活動が、4月30日まで行われる。(文・写真=張春侠)
人民中国インターネット版 2008年4月9日
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