観光業界のホットな話題を提供すべく、中国社会科学院観光研究センターは29日北京で、専門家に編集を依頼した2008年「中国観光グリーンブック」の発行を発表した。本書は2000年の創刊以来、同センターが改訂を重ね出版を続けており、今回が7度目の改訂版となる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国社会科学院観光研究センターの劉德謙副主任によると、今回の改訂版は「主要報告」、「特記項目」、「専門報告」の3部から構成されている。
「主要報告」には次の2つの内容が盛り込まれている。1つ目は2007年~2008年中国観光業発展についての解説となっており、2006年~2007年中国観光業発展のすう勢のほか、2008年以降の観光業発展についての展望、さらに五輪関連観光、農村観光、観光用不動産など業界をとりまく各種問題についても言及している。2つ目は2007年~2009年中国観光業発展の焦点について整理・展望を行い、休暇制度、五輪関連観光、台湾観光、エコノミーホテルおよび廉価を売り物とする航空会社など、ホットな話題について分析を行っている。
「特記項目」は本書編集部が中国の改革開放30周年、および中国現代観光業発展30周年を記念し、特集されたもの。中国観光業に長年参与、注目、研究を続けている行政職員、学者、各界著名人ら30人近くに、中国観光業の過去30年間の発展について振り返ってもらうと同時に、今後の展望についても執筆を仰いでいる。
「専門報告」は市場開発の成功例、探索討論、全世界への視野など8章を含み、海外観光客の中国国内観光、また中国人の海外旅行などについての報告が行われている。
「人民網日本語版」 2008年4月30日
|