胡錦涛総書記は中共中央政治局常務委員会を12日に開催し、地震対策と救援作業を全面的に手配した。

会議では関係部門から、四川省アバチベット族チャン族自治州汶川県など、各地の地震の被害状況が報告された。被災地の各クラスの政府や中央関係部門は、地震対策と救災を当面の最も重要な任務とし、困難を克服して負傷者を緊急に救助し、被災地の人々の安全を保障して、最大の努力を持って地震災害による損失を最小限にするよう要求した。

人民解放軍や武装警察部隊、民兵予備役、医療衛生の人員を派遣し、全力を挙げて負傷者の応急手当てを行う。飲用水、薬、テント、衣服などの救災物資を被災地に運び、被災した人たちの食料や衣服、清潔な水、臨時に住むための場所を確保する。被害を受けた設備や施設を応急に補修して、被災地の水や電気、通信、通路をできるだけ早く復旧する。

被災地の状況を厳密に観測し、有効な措置を採って次の災害の発生を防止すると同時に、科学的な救援活動を展開し、新たな死傷者が出ないよう防止する。被災した人々の心を落ち着かせ、デマや救援活動を妨害する行為は法によって処分し、社会秩序を保たなければならない。

中共中央は救援活動の指導を強化するために、温家宝総理が総指揮を務める地震対策指揮部を発足させ、李克強氏、回良玉氏が副総指揮を担当し、全面的に救援活動を展開している。

中共中央は、各級の共産党委員会や共産党員の全員が、人々の利益を第一に考え、被災した人々の救援に力を尽くさなければならないと呼びかけている。

「チャイナネット」2008年5月13日