西蔵(チベット)自治区の有名な観光スポット、布逹拉(ポタラ)宮でこのほど、入場者数と見学時間の制限を再開した。ポタラ宮の見学を希望する観光客は前日に入場券の予約をし、管理所が指定する時間に入場することになる。また、一日の入場者数も2300人に制限される。
西蔵観光は現在、全面開放され、旅行シーズンの到来とともに、観光客の数も増えている。ポタラ宮管理所の強巴格桑・所長は「ポタラ宮を見学する観光客は日を追って増え、今では1日当たり1000人が訪れている。今はまだ制限人数の2300人には達していないものの、見学する観光客が午前中に集中しているため、文化財を保護する上でも、見学時間の合理的な調整を図る必要がある」と話す。
ポタラ宮では昨年も旅行シーズンに入場者数と見学時間の制限を実施し、毎日限られた2300枚の入場券をめぐって、明け方から長蛇の列ができ、「入場券が手に入らない」というのが西蔵観光の「名物」となった。それと同時に、厳しい規制は文化財を守る上で、他の観光スポットの見本にもなっている。
「人民網日本語版」2008年7月20日
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