第6回北京国際教育博覧会は、いま北京で開催中であるが、25の国と地域からの200校余りの大学や関連機構はそれぞれの優遇措置を打出して、会場で中国人留学生を募集しており、開幕から15日までの3日間に、留学を希望する1万人余りが訪れた。
アメリカやカナダ、イギリスなどの5カ国は展示グループを派遣して、採用人数を増やしたり、ビザ発行率を高めるなどを通じて、中国人留学生を増やそうとしている。
カナダ教育センター中国事務局の責任者は、「カナダは新しい奨学金プロジェクトを打出しており、カナダへの留学ビザの発行率も2年前の64%から現在の80%にあげている」と述べた。
アメリカ教育基金の責任者は、「アメリカへのビザ申請は、以前と比べて簡単になった。現在、中国人の留学ビザの発行率は90%に達した」と語っている。
中国では海外に留学する人がこれまで急増し、この点では世界一となり、2008年だけでも約18万人が海外へ留学し、そのうち自費で留学する人は16万人を超えている。国際金融危機の影響により、海外の留学に必要な学費と生活費がいくらか少なくなったことは、留学生の人数が増えている要因とされている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2009年6月15日
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