ユネスコの世界文化遺産にも登録された、周口店北京原人遺跡では、24日から4ヶ月にわたり発掘を行います。これは1918年にこの遺跡が発見されてから、初の発掘となります。
中国科学院古脊椎動物研究所の高星副所長は24日北京で、「今回発掘の地点は、遺跡の中でも最も重要な『原人窟』で、20平方メートルを発掘する予定だ」と述べました。
北京市の西南50キロにある周口店遺跡は、化石人類の遺跡として有名です。これまでに、27箇所から古脊椎動物の化石などが発見された。そのうちの1つが1929年に発見された「北京原人」と呼ばれる頭蓋骨の化石です。しかしこの頭蓋骨の化石は戦争の混乱で行方不明となり、いまだに見つかっていません。
「中国国際放送局 日本語部」より 2009年6月24日
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