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上海万博 華清池と秦嶺要素を含む陜西館案登場

 

上海万博陜西館の初歩的なデザイン案のイメージ図

上海万博陜西館の初歩的なデザイン案のイメージ図

陜西省の2010年上海万博参加テーマ会議がこのほど、上海万博陜西館のデザイン案を審査し、決定した。同案によると、「社会的・長安の旅」というテーマをめぐって、華清池と秦嶺山水は国内外でよく知られる兵馬俑に替わって陜西館の主要要素になり、社会的な陜西、山水陜西の新しいイメージを展示する。

兵馬俑の替わりに、「華清池」が主要要素に

陜西館は「華清池」を主にする唐代文化を表現し、唐代文化の発生と矛盾しないように、兵馬俑は上海万博から除外しなければならない。

デザイン案によると、陜西館の主体は倣唐代建築で、展示部分が「千年の都」「千年を誇る豊かな文化」「千里の秦嶺」「千種姿勢」「千人の英姿」という五つの部分がある。「千年を誇る豊かな文化」は実体建築の工事柱となり、陜西の豊かな社会的な歴史を展示する。「千種姿勢」は、未来の陜西の姿を展示する。「千人の英姿」はテレビ壁で、陜西の数多くの歴史の人々を叙述する。

「物語、人気」のある華清池ブランドを

「社会的・長安の旅」というテーマをめぐって、同館は「物語と人気」のある華清池という文化ブランドを作り上げる。パビリオンの入り口で、唐明皇、楊貴妃を外形にしたロボットが国内外のゲストを迎える。

また、パビリオンには華清池のロゴ、華清宮ロゴと長さ5.8メートル、幅3メートルのLEDディスプレイヤーなどを設けている。華清池と関わる『長恨歌』、天空では伝説の鳥である比翼の鳥のように、蓮の花は楊貴妃の顔、柳の葉は楊貴妃の眉のようであるというコンテンツが、このLEDディスプレイヤーで放送される。なお、唐代の音楽・舞踊公演の舞台も設置する。公演の後、西安の古今未来の都市計画と社会的景色を展示する。

千里秦川の景色を展示

唐代文化以外に、秦嶺山水も陜西館の主要内容だ。陜西の最も影響力のある山水資源として、秦嶺は豊かな自然と社会的資源を持っており、「西岳」華山がその険しさでよく知られている。千里秦川の景色も、LEDディスプレイヤーを通して放送される。

また、陜西省の上海万博参加のその他の各種作業も安定的に進んでいる。これまで、オンライン万博陜西体験型館の入札募集を終了し、陜西ウイークと万博のテーマフォーラム案も決められた。また、大明宮遺跡エリアの保護改造プロジェクトも上海万博ベストシティー実践区北部建設ケースの一つになり、6月10日に着工している。

 

「上海万博公式サイト」より 2009年9月1日

 

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