国慶節と中秋節が重なった史上最長の8連休が8日に終わり、観光需要が大きな伸びを見せた。
国慶節の記念式典が行なわれた天安門広場には、式典に華やかに登場した山車が展示され、観光客は8日間で820万人を上回った。また、1~5日だけで、北京の各公園を訪れた観光客は800万人に達した。全国各地の有名な景勝地を訪れた観光客も通常の2倍から3倍となった。
中国旅行研究院は連休前、8日間の連休で国内の観光客数は2億人を超え、観光収入は1000億元を上回るとの予想を発表している。
ところが、多くの景勝地は予測以上の観光客を受け入れている。全国休日観光部門共同会議弁公室の8日夜の発表によると、長距離旅行や近距離旅行、都市観光や農村観光はいずれも観光客が急増し、観光市場は2008年以来最も活発となった。こうした旅行ブームから、経済回復が加速していることが窺えるとするメディアもある。
海外への観光客数も大幅に増加しており、香港、澳門、台湾への観光客は昨年同期比で5割以上増加した。
国際金融危機で影響が最も大きいとされている海外からの中国観光も、この連休に回復の兆しが見られ、特に北京は昨年同期より7割も伸びている。
「チャイナネット」 2009年10月9日
|