ビッグスターの錚々たる顔ぶれが揃った、新中国成立60周年記念映画「建国大業」。公開されるや否や興行成績が一気に伸びた。5日までに全国で3億3400万元を突破、国産映画で過去最高の興行収入を記録した。
同作品は香港でも公開6日間で興行収入500万香港ドルに迫る勢いをみせ、同時公開されたハリウッド映画を凌ぎ、連日で単日トップに立った。
「建国大業」の興行収入は想像を大きく上回り、5日の時点で国産映画の記録を打ち破ることとなった。しかも国慶節連休中、全国の映画館は毎日満席となり、映画館チェーンは特別追加上映を次々と要請。連休終了時には全国で4億元を突破すると見込まれている。
「建国大業」は今月17日に開幕する東京国際映画祭に招かれ、海外で初めて上映される。さらに映画祭組織委員会は出演者の舞台挨拶のほか、中日韓三カ国の監督によるシンポジウムなど一連のイベントを企画しており、この大作をより多くの観客に楽しんでもらえる。
映画「建国大業」は1945年から1949年、毛沢東をトップとする共産党が各民主党派と手を組み、広く愛国統一戦線を敷くことで、中国の民衆の支持を得て中国人民政治協商会議を成功裏に開催する様子が描かれている。中国の映画スター100人以上が集結した過去に例のない作品だ。
「人民網日本語版」 2009年10月9日
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