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チベットの現代化政策、民族文化と共存

 

中国文化とチベット文化を専門に研究するスペイン学者、フアン・イグナシオ氏は22日、イタリアの首都ローマで、「ここ数年チベットの現代化建設が急速に発展しているが、チベット族の文化は決して損なわれていない」との見解を示しました。

これは、第二回中国チベット発展フォーラムの席上で述べたものです。イグナシオ氏は演説の中で、「社会が発展するにつれて、世界では長い歴史を持つ多くの民族や文化が消滅してしまった。しかし、中国のチベットで進められている現代化はその他の国および地域のものとはまったく異なる。チベット族の文化は損なわれるどころか、現代化建設の恩恵をこうむっている」と述べた上で、新しい学校が建てられ、9年生義務教育も普及されたほか、宗教活動も盛んになってきているといったチベットの実情を紹介しました。

さらに、「チベットの現代化に関する中国政府の政策に感謝し、評価すべきである。この政策はチベット族の文化を保護しているだけでなく、宗教の自由の下で実施されている。中国政府がこれからもこの政策路線を堅持していくと信じている」と述べました。

なお、中国チベット発展フォーラムは中国国務院の新聞弁公室と海外の関連機構が共同主催したもので、チベットの発展に関する国際フォーラムです。第1回目は、2007年にオーストリアの首都ウィーンで開催されました。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2009年10月23日

 

 

 

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