最新の統計データによると、中国経済と世界経済が徐々に回復し安定化するに伴い、中国への入国観光者数の前年同期比での減少幅が引き続き小さくなっている。一方、中国人の海外渡航は、公務渡航が減少し、個人渡航が増加するという状況を呈している。
国家旅遊(観光)局が18日に発表した統計データによると、今年10月の中国への入国観光者数は、前年同期比0.83%減の延べ1113万5400人と減少幅は引き続き縮小傾向にある。内訳は、外国人が同比7.6%減の延べ213万5100人、香港住民が同比3.09%増の延べ671万4700人、マカオ住民が同比7.2%減の延べ183万7700人、台湾住民が同比5.57%増の延べ44万7800人。
中国への入国観光者数は、今年1月から10月までの累計で、前年同期比3.18%減の延べ1億507万3700人。内訳は、外国人が同比12.3%減の延べ1812万1400人、香港住民が同比1.42%減の延べ6421万8200人、マカオ住民が同比ほぼ横ばいの延べ1900万200人、台湾住民が同比0.46%増の延べ373万3900人。推算によると、10月の全国観光外貨収入は、前年同期比4.13%減の36億2200万ドル。1月から10月までの全国観光外貨収入累計は、同比7.71%減の317億9300万ドル。
中国公民の海外旅行が二桁台の回復傾向を見せ、公務による出国の減少が続き、個人の出国が増加していることは注目に値する。今年10月の中国公民出国総人数は、前年同期比11.07%増の延べ433万7500人。このうち、公務による出国は同比0.03%減、個人の出国は同比12.63%増。1月から10月までの中国公民出国総人数累計は、同比2.82%増の延べ3937万6500人、このうち公務による出国は同比6.39%減、個人の出国は同比4.13%増。
「人民網日本語版」 2009年11月19日
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