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チベット仏学者・活仏が初の日本訪問

 

「チベットを訪れて絶え間ない参拝者を見てください。農家が供養する仏龕を見てください。ここに宗教信仰の自由があるか否かは明白になります」。中央民族大学副学長を務めるシヨニマ教授は14日午後、日本の国会議員と面会し、チベットの宗教信仰の自由の現状について生き生きと細やかに述べた。日本を初めて訪問した中国のチベット仏学者・活仏代表団は同日、日本の国会議員ならびにメディア関係者と交流を行い、日本側が関心を寄せる問題について解説した。同日の交流活動ではシヨニマ教授が日本側出席者に対してチベットの基本的歴史状況、現行の民族宗教政策を述べ、チベット民主改革以降の経済発展の成果のほか、中国中央政府および各地民衆がチベット建設を支援する現状を紹介した。シヨニマ教授は、農奴時代のひとりの末裔として、自身は大学教授になり、また行政職務を任されている。これは民主改革以前には想像できなかったことだと述べた。シヨニマ教授自身の経歴はまさに、過去数十年来、中国政府が行ってきたチベット政策の最たる証明である。シヨニマ教授は日本側出席者に対してチベットを訪れ見学を行い、自らチベットの真実の状況を理解していただきたいと提案した。

代表団のメンバーで中国仏教協会チベット分会のジゴンチュンツァン・ロサンチャンパ副会長がチベット仏教の布教状況を紹介、チベットには現在各種宗教施設1700カ所以上、登録された僧・尼は4万7千人以上、多くの信教も自由に各種宗教活動に参加しており、これらの事実は中国政府が民衆の宗教信仰の自由を切実に保護していることを力強く証明しているとした。

同日の交流活動の中では日本側出席者から、チベット経済社会の発展、宗教信仰の自由、「3・14」事件の真相、チベット族民衆の日常生活、および中央政府とダライ集団の関係などについて、各種質問が出され、代表団はこれに答えた。ある日本側出席者は、このような交流は自分達のチベットに対する理解を増進し、より客観的かつ全面的にチベット問題に対処する一助となると述べた。

同日の交流活動には日本側から民主党、自民党、共産党などの政党から国会議員6人のほか、日本の有力メディア記者数十人が出席した。

 

「人民網日本語版」 2010年7月16日

 

 

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