文=王漢平 写真=楊振生
現在、2010年「中国麗江茶馬古道文化研究会およびエコロジー名茶博覧会」が開催中である。中国各省区、および日本、韓国、アメリカ、オーストラリアなどの国からの300名余りの学者、茶葉企業、民族文化旅行界の人々が、「茶馬古道」の文化的研究、保護、開発に関し、広く、また深い学術的交流を行っている。
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「茶馬古道」の隊商を再体験する人々 |
本研究会には、国内外の論文88篇が寄せられ、それはすべて「茶馬古道」およびその茶文化の研究領域の最新成果である。博覧会の期間には、「茶馬古道」文化遺産の実物展、エコロジー名茶交易センター、およびビジネス招致商談会などの系列的なイベントが行われる。
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「茶馬古道」博物館 |
茶馬古道文化検討会に出席する来賓たち |
「茶馬古道」は、中国西南地区の、馬による隊商を主な交通手段とする国大的、商業的な古の街道を指す。四川―チベット路と、雲南―チベット路に分かれ、四川、チベット、雲南を結び、さらにはネパール、インドの境内に入り、西アジア、アフリカの紅海に通じる。雲南―チベットの「茶馬古道」は、南の起点が雲南の茶葉の主要な産地である「普洱」であり、途中、大理、麗江地区を通り、シャングリラからチベットに入る。
歴史上、麗江は、「茶馬古道」の商業貿易の中心であり、物資の集散地である。今日、麗江にあますことなく保存された歴史的な横丁、商店、看板、馬や馬夫用の宿泊施設、宿屋のほか、往時の馬を連ねた隊商たちに尽くした遺跡は、「茶馬古道の生きた要所」と呼ばれる。
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龍蟠郷で開催される茶馬古道文化検討会の送別会 |
茶馬古道文化検討会の会場 |
研究会の期間、参加者は徒歩で5キロにわたるシャングリラの石畳の古道を体験した。古道は、麗江の古城外に位置し、雲南―チベット茶馬古道においてかならず通過する道であり、保存状態は良好である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月29日
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