文・張春侠
8月26日、第一回尼山世界文明フォーラムに関する記者会見が北京にて開催された。趙啓正・全国政治協商会議常務委員、外事委員会主任、葉小文・中華宗教文化交流協会会長、呉健民・国際展覧局名誉主席、欧州科学院副院長が記者会見に出席し、フォーラムの準備状況を説明し、記者の質問に答えた。
尼山世界文明フォーラムは、許嘉璐・全国全人代常務委員会元副委員長の提唱により始められたものである。これは、中国古代の偉大な思想家、教育家の孔子の生誕地である尼山から命名され、世界の異なる文明の対話をテーマとし、その目的は、中華の文化を広め、中外交流を促進し、調和のとれた世界建設の促進である。
第一回の世界文明フォーラムは、9月26日から27日まで山東省の曲阜・尼山で開催され、儒家の文明とキリスト教の文明との対話が展開され、そのテーマは、「和して同ぜずと調和のとれた世界」である。フォーラムは、80人あまりの国内外の著名な専門の学者を招き、「社会的責任」「社会的信用」「多様性の包容」「互いの調和と融合」などの4つの問題を巡り、対話と交流を展開する。
尼山世界文明フォーラムは、一年おきに開催される。今後、フォーラムは、儒家とイスラム教の対話、儒家とユダヤ教の対話、儒家とヒンズー教の対話などのフォーラムが行われる予定であり、世界の異なる文明の対話と交流の発展を全面的に促進する。
人民中国インターネット版 2010年8月27日
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