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JICA、円借款植林事業で研究セミナー開催 河南省

 

日本の国際協力機構(JICA)と中国の河南省林業庁が共催する、円借款植林事業に関する研究セミナーが14日、河南省鄭州市で開かれた。中国側からは財政部と林業局の責任者が、日本側からは在中国日本大使館の責任者が出席し、あいさつを述べた。

2001年に発足した円借款による林業環境保護プロジェクトは2009年末現在、中国の13省で計16プロジェクトを実施。これまでに承諾した有償資金協力は計約10億5600万ドル、植林計画面積は179万4100ヘクタールに上る。これは中国の同時期における植林計画面積の5%に相当する。プロジェクトでは人工植林や灌漑施設の新設・改善などが行われ、黄河と長江の中・上流域における環境が改善したほか、周辺地域の貧困軽減にもつながった。

円借款による河南省植林事業は2007年4月に発足した。投資総額は8億3500万元、うち日本政府による優遇借款は約5億4千万元。

国際協力機構は政府開発援助(ODA)の実施機関で、80年代から中国と林業分野で資金援助や技術協力などを含む協力を行っている。

 

「人民網日本語版」 2010年10月14日

 

 

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