日本を訪れた中国人観光客を対象とした「日本の観光スポット 動画・写真コンテスト」の開会式が7日、北京と東京で盛大に行われる。北京で行われる開会式には人民網の廖コウ総裁(コウは王へんに工)、元駐大阪総領事(大使)で新中日友好21世紀委員会の中国側副秘書長を務める王泰平氏、人民日報社の于寧副編集長(中国報道写真学会主席)および日本政府観光局(JNTO)北京事務所の飯嶋康弘所長らが出席し、あいさつするほか、人民網の羅華副総裁がコンテストについて説明する。東京での記者会見には日本の松本剛明外務副大臣、中国の孔鉉佑駐日公使、日本の木寺昌人外務省官房長、山田尚義観光庁審議官が出席し、祝辞を述べる。
日本観光をテーマとする同コンテストは、ウェブサイトを運営する人民網のプラットフォームを活かして、日本の観光名所や観光文化、風土・人情などを題材とした写真・映像作品を全世界の中国人から募集する。人民網の主催、日本の外務省、観光庁、経済産業省の後援、株式会社Channel Jなど企業数十社および地方自治体の協力で行われる。
日本は世界が認める観光大国であり、美しい自然風景や豊かな文化遺産、心温まるおもてなしで、世界各地の観光客をとりこにしている。2010年7月に中国人向けの個人観光査証(ビザ)発給要件が緩和されて以降、日本を訪れる中国人観光客はうなぎ上りに増えており、両国の観光分野における交流・協力はますます活発化している。今回のコンテストはこうした背景のもと、人民網が企画したもので、中国人観光客の目に映る等身大の日本の姿を伝えることにより、友好交流と観光事業の発展を推し進め、国民間の相互理解を深める狙いがある。
2010年12月7日から2011年6月30日の期間中、コンテストのテーマに沿った個人作品を同コンテストの公式ウェブサイト(http://dv-photo.japan.people.com.cn)にアップロードした応募者のち、入賞者にはパナソニックの3Dテレビやキャノンの1眼レフカメラ、日本への往復航空券など豪華賞品が用意されている。応募作品は公式ウェブサイトに掲載し選考を行い、最終的にはネットユーザーの投票結果と専門家の評価を総合して優勝者を決定する。最終結果は2011年7月、公式ウェブサイトにて公表される予定。投票に参加したネットユーザーにも抽選で豪華景品を手にする機会がある。
「人民網日本語版」 2010年12月6日
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