日本の菅直人首相は9日、日露首脳会合を通じて両国間で領土紛争となっている北方四島(ロシア名・南千島群島)問題が解決されるよう期待するとの考えを示しました。
菅直人首相は9日、来日中のロシアのセルゲイ・ナルイシキン大統領府長官と会談した際、「APEC首脳会議の開催期間中、メドヴェージェフ大統領と日露首脳会談を行い、双方は領土問題をめぐって協議を行うことで合意に達した。今後、メドヴェージェフ大統領と踏み込んだ交渉に至ることを期待する」との考えを示しました。
ナルイシキン大統領府長官は会談後の記者会見で「領土紛争の解決には信頼関係の樹立が必要だ。両国の歴史学者はこれについて冷静に話し合う価値があると言える」と述べました。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年12月10日
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