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薄い紙に内包される中国文化「中華剪紙芸術回顧展」が北京で開催

 

文・写真=沈暁寧

2010年12月12日、一ヶ月の会期で行われる「中華剪紙(切り紙)芸術回顧展」 が北京国粋苑で開幕した。本展の目的は、「紙は薄くとも、豊かな中華文明を内包する」ことを見る人に告げ、世界無形文化財ともなっている中国の切り紙の芸術の歴史とその美感を身近に感じてもらうものである。

国粋苑の中央展示館の4階、2000平方メートルの国際エキジビションホールにおいて、「中華剪紙芸術回顧展」は3つのスペースに分けて開催されている。第一のスペースは、切り紙の歴史であり、稀少な出土文物の写真と実物で構成されている。

第二のスペースは、20世紀初頭以来の中国の各時期の中国の切り紙の代表的作品である。そのなかの少なくない部分が初公開である。

第三のスペースは、切り紙芸術の実際の生活への応用であり、服飾における切り紙的な造形や、書籍における切り紙の装飾、アニメージュ作品における切り紙の造形などである。同時にここでは上海万博で展示された「紙彫刻芸術」も鑑賞することができる。

このような系統的、全面的な中国の切り紙の発展過程を示した展覧は、中国の切り紙の歴史が始まって以来、初である。本展は、中華文化促進会の主催であり、1ヶ月の会期中、見学者は切り紙芸術を鑑賞すると同時に、切り紙を無料で体験できる。

 

人民中国インターネット版 2010年12月20日

 

 

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