釣魚島が中国に帰属する証拠として内外の学者に認められている『浮生六記』の『海国記』の銭氏写本が20日、北京でオークションにかけられた。落札額のほとんどは中国の貧困救済事業に役立てられる。領土主権にかかわる古書ということで、このオークションに外資は参加できない。
『浮生六記』は清の文学者である沈復の自伝で、最後の2巻の行方が分からなくなっていた。山西省に住む彭令さんは2005年に南京市の朝天宮骨董品市場で、清の銭泳の手記『記事珠』を偶然に手に入れ、その中で清の使者が琉球へ赴く途中で見たり聞いたりしたことを記録しているくだりの6200字余りは、『浮生六記』の第五記の初稿「海国記」からきていると専門家は認定している。
文中の釣魚島付近の海域についての描写から、釣魚島が中国の領域内にあることがはっきり分かる。内容は真実で信用でき、古来から中国が釣魚島の主権を有していたことを証明するひとつの証拠であると考えられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月20日
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