中国人民外交学会と日本世界平和研究所とが共催した「第4回中日関係討論会」は11日に北京で開催された。前国務委員、第5回日中友好21世紀委員会中国側座長、中国人民外交学会の高級顧問唐家璇氏は開幕式で「中日の戦略的互恵関係推進を確固不動の方針とする」と題した基調講演を行った。彼はその講演の中で、中日の戦略的互恵関係のレベルアップ、両国関係の健全で安定した発展推進に向け、平和、協力、友好の3つのテーマをしっかりとつかむ必要があると述べた。内容は次の通り。
友好については、中日双方は両国国民の感情が悪化している状況に対し、緊迫感を高め、投資を増やし、多方面から解決を図り、早期改善に取り組むべきだ。
中日両国は人的交流を積極的に拡大すべきである。特に青少年の交流を根気よく続け、両国の若者の相互理解と友情を深める必要がある。
交流形式を絶えず革新し、交流内容を充実させるべきである。共通した文化の価値観を引き出し、現代の流行文化とクリエイティブ産業の協力を足がかりに人文交流を発展させ、より多くの国民を引き入れ、互いの感情の距離が近づくよう努めなければならない。
客観・友好・善意の社会環境を共同で構築すべきである。中日双方はメディアに積極的、直接的、客観的な情報を多く提供し、両国国民に相手を正確に理解させ、相互作用を形成する必要がある。両国メディアは交流を強化し、相互理解を深め、責任感を強め、両国関係の改善と発展の架け橋としての役目を発揮すべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月22日
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