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上海で起業の夢を果たした日本人女性

 

中日間の経済活動が活発になるにしたがって、中国の勢いのある市場にますます多くの日本人女性が足並みをあわせ始め、会社を起して「上海の夢」を追求している。

経済の大都市であり、多くの外国人留学生が学習や交流を求めて訪れ、様々な文化や人々の交流が盛んに行われている上海。日本企業の駐在所も多く、短期滞在者も含めれは上海に住んでいる日本人は合わせて約10万人に上る。この急速に変化する現代の大都市が発する「元気さ」は世界各地の人たちを引き付けており、日本人もその例外ではない。

43歳の長谷川恵子さんは、上海で貿易会社「Fusion Trading」を経営している。取り扱っている商品は建築資材やガラス製品。10年前に上海に遊びにやって来た長谷川さんは、上海の熱気ある雰囲気に心を揺り動かされ、ここに留まりたいと思った。

その後、仕事をやめて2001年に上海の大学で中国語を学習。次の年には地元の貿易会社で、「百円ショップ」にガラス製品を提供する山西省のある工場の業務を担当した。

品質に関して非常に厳格で、不合格品に対して妥協しない彼女の態度は、中国のこの業界で知られるところになり、工場の作業員たちは互いに「長谷川さんには注意」と用心しあった。

それからしばらくたって長谷川さんの友人は彼女にこう言う。「本当に勇気がある。中国のような競争環境でやってみることもできるが、これからも一社員としてやっていくつもりなのか」

中国では日本と違い多くの女性が自分の会社を設立している。こうした環境に感化された長谷川さんは、中国で自分の能力を試してみることにした。今では日本と香港に支部を設け、未来は非常に明るい。今後は投資業界への進出も考えている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月31日

 

 

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