08年の中国映画「非誠勿擾」では、ロケ地となった北海道への旅行がブームとなったが、今度はドラマ「杜拉拉昇職記(Go Lala Go!)」のロケ地である静岡県への旅行が中国人の間で人気を集めている。環球時報が伝えた。
中国の映画・テレビは文化によるソフト・パワーであり、日本の観光資源も文化によるソフト・パワーだ。中日のソフト・パワーが結合し、中日の経済発展と国民交流に向けた新たな推進作用が生み出された。
「杜拉拉昇職記」は、中国の外資企業で働くホワイトカラーの女性が主人公の小説で、中国では映画化された後、さらにテレビドラマ化された。映画ではタイ、テレビドラマでは日本の静岡県がロケ地となっており、静岡県は東京と大阪を結ぶ観光のゴールデンルート上に位置する。
静岡では中国人観光客向けに、ドラマのロケ地となった「塩郷の吊り橋」、「茶茗館」、「大井川鉄道」、「富士山静岡空港」、「富士山本宮浅間大社」「エスパルスドリームプラザ」「ちびまる子ちゃんランド」「伊豆修善寺温泉街」「玉樟園新井」などの観光地をめぐる観光ツアーが打ち出された。ドラマでは、主人公の「杜拉拉」がこれらの観光地を訪れ、職場のストレスを発散し、異国での社内恋愛を繰り広げ、日本の文化を体験し、両国の文化の違いを比較するなど、様々な出来事が展開されていく。
社団法人静岡県観光協会は「この観光ツアーが日本の『ディープツアー』の一つとなり、このツアーを通じて、日中友好と文化交流が促進されることを願っています」と述べる。
「人民網日本語版」2011年2月25日
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