香港貿易発展局チーフエコノミストの梁海国氏は16日、「全人代で採択された『第12次5カ年規画要綱』は、中国大陸部の今後5年間の発展の方向を明示しただけでなく、香港の企業にも、より大きな発展の空間をもたらすものだ」と述べた。
梁海国氏は、「資源節約型で環境にやさしい社会の建設を加速することは『第12次5カ年規画』における重要な任務の一つである。大陸の企業はグレードアップと成長モデル転換の最中であり、環境保護サービスのほか、デザイン、不動産管理、ブランディング、マーケティングなどの面では、いずれも香港企業の特長を活かすことができる」と述べた。
また、梁海国氏は、「『第12次5カ年規画要綱』は大陸経済の発展モデルの根本的な転換をけん引していくものであり、この転換は香港の製造業とサービス業にも影響を与える。香港の商業界はこのチャンスを逃さずに、企業のグレードアップと成長モデル転換を加速すべきだ」と語った。
「中国国際放送局日本語部」より 2011年3月17日 |