文・写真=馬島由佳子
北京市の東部に位置する日壇公園は、明代の1530年に「太陽の神」を祭る場所として作られた。当時から春分の日には皇帝が「太陽の神」を祈祷する祭事が行われていたが、清代にしだいに消滅していき160年あまり途絶えていた。しかし、儀式を復活するべく、朝陽区文化部が清乾隆年間文献記録などの資料に基づいて、衣装に祭事用の道具、雅楽も当時の儀式を忠実に再現するために研究を重ねた。今回は3月20日と21日の2回、儀式はそれぞれ1時間ほどで、司会者が解説しながら進められた。明、清代の日壇祭は民衆は参加することができなかった。見学者は、鮮やかな衣装をまとい色とりどりの旗や傘を手にした儀仗隊にも目を奪われていた。
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皇帝は東の方角に向かって祈祷する |
皇帝の周りには祭事を補佐する「陪事官」 |
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色とりどりの旗を手にした「儀仗隊」 |
弁髪も衣装も清代を再現 |
人民中国インターネット版 2011年3月23日
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