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国務院が認可、5月19日が「中国観光デー」に

文・写真=王恵麗

記者会見会場

4月12日午前、国家観光局による記者会見が行われ、席上2011年から毎年5月19日が「中国観光デー」とされることが発表された。

国家観光局の祝善忠副局長によれば、人々の生活レベルの上昇に伴い、中国はすでに観光旅行の大衆化時代に突入しており、ここで「中国観光デー」を設けることの意義は大きいという。その理由の第1は、人々の観光意識を高めることに役立つことで、人々の文化的素養を高めることにつながる。第2は、観光を通じて、中国の優れた文化の伝承と発展の促進に役立つこと。そして第3は、観光業の発展に対する社会各方面の関心を高め、観光業を戦略的機関産業として発展させる推進力となること。これは第三次産業の発展にもつながり、国家経済戦略的構造調整と産業構造転換に寄与するものである。

あいさつを述べる国家観光局の祝善忠副局長

国家観光局のスポークスマンで総合司司長の張堅鐘氏が「中国観光デー」の詳細について説明した

祝副局長は、5月19日は『徐霞客遊記』の書き出しの日であり、この日を選んだのは、文化的内容と観光の関係が密接なこの日が「中国観光デー」にふさわしいためと述べた。徐霞客は中国明代の偉大な旅行家、地理学者、史学者、文学者であり、『徐霞客遊記』は系統立てて中国の地形を考察した地質、地理に関する名著で、同時に中国の風景について書かれた旅行巨編でもあり、国内外に深い影響を与えた。

なお、現在「中国観光デー」のマーク、キャッチフレーズが幅広く募集されている。

 

人民中国インターネット版 2011年4月13日

 

 

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