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国宝の大足石刻の千手観音 修復作業が開始

 

中国の石質文化財保護の最初のプロジェクトである大足石刻千手観音の補修・保護作業が5月18日、重慶市大足県宝頂山の石刻観光区で正式にスタートした。

3Dレーザースキャナでスキャンし、千手観音像の表面の金箔の変化を記録する作業員

損傷した千手観音像

宝頂山の千手観音像は、南宋(1127年~1279年)時代に建設が始まり、大足石刻の中で最も精巧で、作りが複雑で、歴史上で修復回数の多い彫像である。手と目の数が多く、芸術的にも造詣が深く、影響が幅広いため、「国宝の中の国宝」といえる。

今回の修復・保護プロジェクトは約2~3年かけて行われ、研究成果はほかの類似の文化財の修復の参考にされる。

損傷部分を修繕する 風化で損傷した部分に「注射」する

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」より  2011年4月19日

 

 

 

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