2011年4月8日から22日にかけて、日本の著名な書家、井上有一氏の35作品が北京の皇城芸術品交易中心(東城区南池子大街菖蒲河沿9号)で展示された。
2011年3月11日、日本では東北地区の太平洋岸を中心に大地震が発生し、地震、津波、原子力発電所の放射能漏れは、日本の国土と国民に甚大な被害をもたらしている。また、大災害に対して、日本国民が示した冷静さとヒューマニズムは、世界の人々の賞賛の的にもなっている。井上氏の芸術展は、三尚芸術公司の「大師と向かい合う」シリーズイベントであるだけでなく、同イベントを通し、日本の被災民に対する各界人士の関心と励ましを呼び起こし、日本への支援を表すものでもある。
アジアの近隣諸国のなかで、日本は中国の伝統文化の影響をもっとも受けた国であり、またもっとも早く近代化を遂げた国である。伝統とモダンが交差するなか誕生した多くの芸術家のうち、井上氏は、もっとも優れた代表者の一人である。1955年、井上氏は、「心の赴くままの書」を提唱し、「形意結合漢字」という新しい形式をもって漢字のルーツに戻った。また、中国書道と異なる日本書道を切り開くにあたっての偉大な貢献者である。
人民中国インターネット版 2011年4月22日
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