文・写真=崔建華
2011年中国無錫呉文化フェスティバルが、4月10日~16日、無錫で開催された。同フェスティバルは、「呉文化の継承、文化振興の実現」をテーマとし、「呉文化と現代都市文化」を主要な内容としている。また同フェスティバルでは、泰伯(古代、呉国の第一代君主)を祀る祭礼、「運河遺産保護」をテーマとする中国文化遺産保護無錫フォーラム、呉文化国際研究討論会、恵山民俗文化廟会、呉の無形文化遺産の展示、装飾を施した船の巡航、恵山古鎮画展などの一連のイベントを通し、呉の地の文化的な魅力を示し、文化精神を広くひろめ、文化の潜在力を顕かにし、文化的にすぐれた都市の建設を推進した。
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呉文化フェスティバルの開幕式典では、泰伯を祭る典礼が最大の見所となった。高さ8メートルにおよぶ泰伯の銅像の除幕式が行われ、銅像は、呉文化広 場に姿を現した。24カ国と地区、国内の21省、市から1200名あまりの呉国をルーツとする人々および賓客、また本市から1万以上の各界人士が呉文化広場泰伯陵前に集い、ともに祭礼に参加した。
呉文化:呉の地域と文化の略称。一般的には、呉の地の古代の物質文化と精神文化のすべての成果を指し、また呉地文化、江南文化、呉越文化、蘇州文化などをひろく指す。それは、古代の呉と、呉国(222~280年)の文化を基礎とし、戦国、秦漢、魏晋南北朝、隋、唐、宋、元代の時代を経て発展し、明代(1368~1644年)にそのピークを迎えている。 |
人民中国インターネット版 2011年4月20日
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