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日本の震災後の「幸福学」類書が中国で注目

 

巨大地震、津波、それに伴う放射能汚染の恐怖を経験した日本で、自己啓発書が人気を呼んでいる。また、中国の「十二・五(第12次5カ年計画)」では「幸福度指数」を高めることに重点が置かれ、それに乗じて多くの日本の「幸福学」類書が中国本土に入っている。上海で5月、日本人著名作家の渡辺淳一氏の新著『幸せ上手』が出版された。78歳の渡辺氏は書籍の中で、「幸せとは感謝することにあり、謙虚に生き、考え方の視点を変えると幸せだと感じやすくなる」としている。また、親は子供の臨機応変に対応し、挫折に耐える能力を育てる必要があり、このような知恵があって初めて子供を「幸せ上手」にすることができると強調する。

渡辺淳一氏の著作権代理人である王連清氏によると、『幸せ上手』が日本で出版されて間もない時期に日本の東部で大地震が発生した。渡辺氏は各テレビ局から次々と出演依頼を受け、視聴者とどのように幸せを感じるかについて討論し、これらの番組は高い人気を呼んだ。

『幸せ上手』の中国語版で、渡辺氏は中国人読者に「自分の幸せをしっかり掴め」というメッセージを贈った。メディアに携わる葉莎氏は、この本を読み終えた後に、人は幸せを実感することを学べると気付いたという。渡辺氏の言葉から、人々はリズムが速く、複雑に錯綜する現代社会での心のバランスの取り方、他人や社会との調和の取れた付き合い方を学ぶことができる。

そのほか、自己啓発書を多く執筆する大川隆法氏の作品も中国本土で出版されている。上海人民出版社は、大川氏の『生活の知恵』、『幸福への道標』、『感化力』、『リーダーに贈る「必勝の戦略」-人と組織を生かし新しい価値を創造せよ』を同時に出版した。これらは生活の知恵、幸せの追求や幸せになる方法、個人の教養、困難の克服、成功する方法などを題材に書かれた作品だ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」  2011年5月18日

 

 

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