浙江大学は25日午後、紫金港キャンバスで、中日青年交流センタービルの定礎式を挙行した。中日青年交流センターは、浙江省政治協商会議常務委員と省華僑華商会会長を務める香港永新企業集団董事長の曹其ヨウ氏が2千万元を寄附し、建設される。
省政治協商会議副主席を務める省委員会統一戦線工作部の湯黎路部長、省政治協商会議の張蔚文・元副主席、浙江大学党委員会の金徳水書記、張土喬副校長、省外事弁公室の阮忠訓主任、寧波市華僑事務弁公室の鄒建偉主任らが定礎式に出席、シャベルをふるって中日青年交流センタービルの基礎を定めた。
中日青年交流センタービルは、紫金港キャンバスの北部に建設される。建設計画によると、11階建てビルの5階以上は中日青年交流センター、1階から4階はイベント交流用スペースや閲覧室となる。「開放的・現代的テイスト」が重視された設計・建築仕様で、環境設計は、「親水性、庭園化」なる特徴を備える。日本人学生の生活習慣やセンターの学術交流機能を十分に考慮した内装デザインが施される。
浙江大学党委員会の金徳水書記は挨拶の席で、浙江大学の発展に関心を払い、支援を続ける曹氏とその一族に対し、感謝と敬意の意を示した。そして、「浙江大学は、文化教育交流における優位性を存分に活かし、中日両国の友好と調和ある発展を促進しなければならない。中日青年交流センターの誕生によって、浙江大学と日本の大学との交流協力が一層深まり、両国青年の相互理解、相互信頼がより強いものとなると信じている。浙江大学は、曹氏からの寄附を十分活用し、センターの建設を推し進め、品質確保に務め、計画通りに完成させるだろう」と続けた。
続けて挨拶に立った曹氏は、「中日両国の学生の相互理解は、日々共に学び、生活することで深まっていく。若い時代に培った友情は、中日両国の友好関係に深遠な影響を及ぼすに違いない。中日青年交流センターの完成により、中日両国青年エリートの交流のためのプラットフォームが誕生し、先駆者としての役割を果たせるよう望んでいる。また、各方面の有識者の賛同と支持を得て、共に手を携えて中日青年の成長と中日友好を推進したい」と話した。
曹氏一族はこれまでに、清華大学、北京大学、復旦大学、上海交通大学、浙江大学の5大学に対し、各大学が中日学生交流センターを建設するよう、総額1億元を寄附した。
*ヨウは金へんに「庸」
「人民網日本語版」 2011年5月30日
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