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2011年「五星奨──中国語コンテスト」が行われた

 

2011年「五星奨──中国語コンテスト」兼第10回「漢語橋─世界大学生中国語コンテスト」九州地区予選が、去る5月28日(土)北九州市立大学で行われた。

「五星奨──中国語コンテスト」は、「五星奨──中国語教育推進会」が主催し、北九州市立大学の学生サークル「中国言語文化研究会(顧問は同大学教授で「五星奨──中国語教育推進会」幹事長の葉言材氏)が運営する暗誦とスピーチのコンテストだ。

「中国語を学び、中国を理解する」の理念のもと、2000年から毎年開かれ、今回で12回を数える。現在、日本国内で最大の中国語コンテストの1つだ。今回は、主に九州各県と、沖縄県、山口県に加え関西地区からの参加者もあり、合計で12の大学、5校の高校、3校の専門学校から100名近い学生が参加した。最も遠いところでは京都女子大からの参加もあった。

暗誦部門「日本人大学生の部」の第1位は日野祐美さん(北九州市立大学)で、南開大学から1年間「学費免除」の留学奨励賞と、中国東方航空から航空券が贈られた。

同じく第1位に選ばれた西田舞鈴さん(北九州市立大学)には、中国駐福岡総領事館から「孔子学院奨学金」が贈られた。

暗誦部門の決勝に参加する日野祐美さん(北九州市立大学) 西田舞鈴さん(北九州市立大学)に「孔子学院奨学金」が贈られた

第2位の3名には、それぞれ天津師範大学、上海大学、東北財経大学から半年間の「学費免除」の留学奨励賞が贈られた。第3位の若干名には航空券が贈られた。

「在日華人・華僑子女の部」の第1位は寺口安美さん(北九州市立大学)で、国務院僑務弁公室から北京華文学院1年間「学費免除」の学習奨励賞が贈られた。

「華僑・華人子女部門」優勝の寺口安美さん(北九州市立大学)

決勝での寺口安美さんの発表

「高校生・専門学生の部」第1位には筑城七海さん(長崎県立壱岐高校)が選ばれ、賞品として中国国際航空提供の航空券(2人分)が贈られた。

「高校生・専門学生の部」第1位の筑城七海さん(長崎県立壱岐高校)

暗誦の部には、韓国やタイ、ベトナムなどからの留学生も参加した。「五星奨」主催者は、外国人留学生の中に少なからぬ中国語学習者がいることを考慮し、より多くの人が中国の言語と文化を学ぶのを励みとするため、昨年より正式に「留学生の部」を設立した。

この「留学生の部」で優勝したのは、立命館アジア太平洋大学に留学するタイの学生・馬愛惜さんで、中国西南交通大学からの半年間「学費免除」の留学奨励賞が贈られた。2位、3位の入賞者にはそれぞれ中国南方航空(福岡支店)から航空券及び『人民中国』無料購読1年間の特典が贈られた。

スピーチ部門では、第1位に輝いたのは松森美樹さん(北九州市立大学)だった。彼女は今年7月から8月に行われる予定の「漢語橋──世界大学生中国語コンテスト」の準決勝大会あるいは決勝大会に参加する。「漢語橋」の開始以来、「五星奨」のスピーチ部門はその予選の任務を果たしている。

総領事館から表彰を受ける松森さん

スピーチ部門優勝の松森美樹さん(北九州市立大学)は見事な書法を披露

「五星奨──中国語コンテスト」は、中国駐福岡総領事館、国家漢語国際推広領導小組弁公室、国務院僑務弁公室から力強い支持を受けている。また、中国国家外文局『人民中国』雑誌社、南開大学(漢語言文化学院)、天津師範大学(国際交流処及び国際教育交流学院)、上海大学(国際交流学院)、東北財経大学(国際漢語文化学院)、西南交通大学(国際合作及び交流処)、また中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の各福岡事務所、さらにカシオ計算機株式会社(九州支社)、中国書店などの大きな援助があった。

今回の催しでは、ほかに日本国文部科学省、長崎県教育委員会、山口県教育委員会、大分県教育委員会、福岡県教育委員会、福岡県専門学校私学協会(福岡専学協会)が「後援者」として協力した。

「五星奨──中国語コンテスト」は、九州、山口県、沖縄県などで中国語言文化教育を第一線で支える教師たちが自ら組織している。毎年中国語コンテストを開く以外に、3月には春休みを利用して各大学の学生が自主参加する「五星奨遊学団」が中国遊学と交流訪問を行っている。3月11日の東日本大震災発生時に「五星奨遊学団」は中国に滞在しており、参加者たちは交流を行った南京理工大学幼稚園の子どもたちや上海商学院の学生たちから託された義援金を、「五星奨──中国語教育推進会」による義援金とともに日本の関係部門に届けた。

「2011年度優秀漢語教師」の池玉傑先生(長崎外国語大学)に魏能濤教育担当領事から賞が授与された

今回の大会では、また「2011年度優秀漢語教師」を選出、長崎外国語大学の池玉傑先生が受賞した。池先生はかつて中国で著名なアナウンサーとして活躍、中国語教育に従事するようになってからは、多くの優秀な学生を多数世に送り出し、中国語の国際的普及活動に大きな貢献をしている。

 

人民中国インターネット版 2011年5月31日

 

 

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