2011年6月1日から3日まで、「2011年中日グリーンエキスポ」が北京の国家コンベンションセンターで開催されている。
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日立ブースの解説 |
中国国際貿易促進委員会と日本「財団法人日中グリーンエキスポ2011運営事務局(日本経済団体連合会に所属するNPO法人)」が共同で主催する、初の国際的な環境保全をテーマにしたエキスポである。のべ120あまりの中国・日本の企業がエキスポに出展している。3日間の開催期間には、フォーラム、技術交流会、地方投資誘致展示会、「2011年中日低炭素社会フォーラム」など様々なイベントも同時に予定されている。技術交流会では環境マネージメント、スマートグリッド、新エネルギー、水処理システム、環境に優しい材料など幅広い内容が含まれており、地方展示会・投資誘致会では、山西省、河北省、大連、蘇州、曹妃甸などの地域が日本に対するプロジェクトを紹介し展示を行う。
日本側の出展ブースでは、日立グループに注目が集まっていた。今回のエキスポのスポンサーでもある日立クループは、「持続可能の社会を実現へ、次世代スマート都市の建築に貢献」の理念を掲げて参加している。「次世代スマート都市」のアイディアをめぐって、「エネルギー」、「交通」、「情報通信」、「水処理」、「産業」など五つの分野についてLED映像とモデル展示を解説員が分かりやすく説明、来場者に自社製品と技術を紹介していた。先端情報通信システムと各種インフラ整備との統合によって環境負荷を有効的に削減する、安全、安心かつ豊かな都市生活を実現する次世代スマート都市の構築がさまざまな角度から展示されており、来場者を強く引き付けていた。
また、フォーラム及び技術交流会では、株式会社日立制作所の執行役員であり、日立グループ最高環境戦略責任者である小豆畑茂氏が基調講演を行った。担当者によると、日立は2007年12月、日立グループの製品で二酸化炭素年間1億トン削減2025までに実現する目標を立て、「持続可能な環境に優しい次世代都市の構築」に向けて努力している。
エキスポには企業以外にNGO組織も多数参加していた。JICA(国際協力機構)も積極的に展示会に参加している。国連は今年を国際森林年と規定しており、JICAは日本の企業、NGO、大学、地方行政や政府に対する紹介を通じ、中国の森林育成活動への参加を働きかけている。また、日本の中国へのODAプロジェクトの架け橋として大きな役割を果たしている。
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日立のEV(電気自動車)充電管理ソリューション |
日立のインテリジェントウォーターシステム |
関連リンク: 2011年中日グリーンエキスポ
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月2日
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