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「富国農業富陽万歳」を揮毫(きごう)する荒野洋子団長。 |
北海道中国書道史跡研究会は14日、6回目の訪中として寧波、紹興、杭州などの文化歴史名跡を訪問。中国の「手すき紙の里」として知られる杭州市富陽市には、5番目に訪問した。ウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
富陽の歴史は悠久で、人文の歴史の源は深く、製紙業は1900年以上の歴史を有し、中国の手すき紙の重点産地のひとつでもあり、女性が主体の研究会メンバーを魅了した。華宝齋富翰有限公司は1983年に創業、中国唯一の製紙、製版、印刷、装丁から出版に至るまで、影印糸綴じ古典籍を一貫して生産しており、愛国主義教育基地でもある。
北海道中国書道史跡研究会は中国書画と歴史について深く研究、日本で両国の書道文化を広め、文化修養の専門雑誌を発行している。華宝齋が影印した「十竹齋書画譜」、「営造法式」、「蘭亭序」など糸綴じ古典籍は原書を上回るほどの出来映えで、研究会の荒野洋子団長、久保田克子、小林洋子、吉田敏子の各会員が丹念に見入っていた。
研究会メンバーは感慨深く、「中日友好」、「富国農業富陽万歳」を揮毫(きごう)、富陽の書道家らも「書道千秋」、「新羅日本国意相輝」などをしたためた。作品はお互いの言葉の壁を越えた入魂を分かち合った。
今回の交流は対外交流学習の促進、思想の導入、中日両国書道の健全な発展を主旨とした。
「人民網日本語版」 2011年6月16日
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