短い返書で、被災地の人々に対する励ましと支援の気持ちがもう一度伝えられた。便箋に毛筆で書いた力強く美しい文字をみながら、福島佳代さんの顔は喜びで一杯だった。
1カ月前の5月21日、中国の総理が被災地を訪問することを知って、佳代さん一家は非常に感激した。そして多くの地元の人々や華僑・華人と同じように、早くからカメラを手に新幹線の福島駅西口で待っていた。温総理が駅に到着すると、人々の間から期せずして歓声があがった。温総理は一人ひとりと握手し、福島佳代さんとも握手し、妹のほっぺをやさしくなでた。この瞬間を佳代さんはいつまでも忘れられない。彼女は自分が見たこと、感じたことをありのままに温総理への手紙の中に記した――(手紙の全文の翻訳は省略)
国境を越えた2通の手紙は、友情と助け合いの気持ちを伝え、また感動と友好の気持ちを伝えた。大きな災害を前にして、中国の総理と日本の子供の一面識の縁によって示されたのは、中日両国人民の最も尊い真実の感情だった。
新華網日本語より 2011年6月19日
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