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歓迎会で記念撮影を撮る訪日研修団。日本僑報社提供 |
「日本僑報」によると、6月29日午後、東京都港区虎ノ門霞ヶ関ビルにおいて、黄加元国家行政学院研究生部副司長級クラス主任を団長とする2011年度中国国家行政学院公務員訪日研修団の歓迎会が開催された。
歓迎式典には、日本側江田五月法務大臣、環境大臣、日中友好会館会長をはじめ、徳永久志外務大臣政務官、武田勝年財団法人日中友好会館常務理事他関係者多数、中国側孫美嬌中国大使館政治部参事官、王昆財団法人日中友好会館中国理事、黄加元団長以下訪日団員23名、その他関係者出席のもと開催された。
挨拶に立った江田大臣は、ご尊父江田三郎氏(元衆議院、参議院議員、日本社会党書記長)が1938年~1940年、日本が中国に侵略したことへの反対で投獄され、出獄後ご両親と共に中国の石家荘へ、1946年終戦とともに帰国するまでの間中国の人々から受けた恩に深く感謝していると語った。
また、徳永外務大臣政務官は、3月11日の東日本大震災における中国政府、中国国民の温かい支援に感謝すると共に、この研修での交流が将来両国の交流に役立つことを期待すると歓迎の言葉を述べた。
黄団長からは、感謝の言葉と共に大震災後における被災した人々、および日本国民が示した規律ある態度に敬意を示すとともに、過去12回述べ500人の研修生が、現在中国国家の中枢として活躍していると挨拶した。
本招聘事業は,今年で13年目を迎え,平成19年度より,外務省の「21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流事業)」の一環として実施しており, 毎年,中国の国家行政学院で研修中の中国の中央,地方政府幹部を招聘し,我が国の公務員,民間企業,研究機関等との交流を通じて対日理解を促進する事業で、今回も岡山、大阪を訪問し地元の若者と交流する。
中国国家行政学院は,中国の各国家行政機関の幹部候補生の養成機関で,同学院で研修を行った行政機関の公務員は,将来各所属機関において重要な地位を占めていくことが見込まれている。
震災のため一時中断していた交流事業も、この視察団の訪日を機会に今年も活発に行われる。(文・写真=岩楯嘉之NPO法人日中交流支援機構事務局長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月30日
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