財団法人日中友好会館が主催する中国青年メディア関係者代表団の歓迎レセプションが1日夜に行われた。中国青年メディア関係者代表団の郭利群団長(国務院新聞弁公室第六局副局長)は挨拶の中で、「昨日東京に着いたとき、美しい日本人女性がこんな言葉を教えてくれました。『がんばれ、東日本!』。今日私は、『がんばれ、日本!』『がんばれ、中日友好!』という言葉を述べたい」と語り、会場からは拍手が鳴り響いた。日本新華僑報のウェブサイトが伝えた。
外務省は2009年、「21世紀東アジア青少年大交流計画」を立ち上げた。その一環として「日中21世紀交流事業」が実施されることとなり、2010年以降、中国の青年メディア関係者代表団を日本に招待する交流活動が行われている。今回日本を訪れた代表団は今年度の第1陣で、中国各地の新聞弁公室関係者と記者95人からなる。
外務大臣政務官の徳永久志氏は挨拶の中で、「日本は今、復興に向けて進んでいます。中国の青年メディア関係者の方々には日本をじっくりと観察していただき、感じたことをありのままに、客観的に中国の皆さんに伝えていただきたい」と述べた。
郭利群団長は、「今回の訪日は友情の旅、学習の旅、交流の旅です。私たちは今回の訪日で感じたことを客観的に如実に伝えていきます。日本はやはり美しく、魅力も衰えておらず、日本の人々は親切で力強いです。両国人民の交流と友情は、いかなる災害も阻止することはできません。今回の代表団はほとんどが1970年代生まれ、80年代生まれです。彼らを見ていると、中国の若者が日本の文化、娯楽、科学技術をとても愛していることが感じられます。中国の開放が日に日に進む中、日本の文化やライフスタイルなどに好感を持っているとアピールする若者も増えています。彼らに日本が好きな理由を聞いて見ると、『好きだから好きなんだ』とシンプルな答えが返ってきました。どうやら、世界には理由なき愛というものが存在するようです。しかしその一方、『恨み』には具体的な原因があります。影響力のある人物、政府、大衆メディアは友好的な情報を多く発信しなければなりません。中日関係は今、戦略的互恵関係という正しい方向、正しい道を歩んでいます。しかし方向性だけでは足りません。双方が行動を一致させ、歩み寄っていく必要があります。両国青年の交流により、両国の相互理解が促進されることを望みます。また、日本のますますの繁栄と、中日両国が人類の平和のために共に努力していけることを望みます」とした。
代表団は「環境・省エネ」、「都市と農村」、「クールジャパン」の3つのテーマごとに3チームに分かれ、それぞれ愛知県、滋賀県、兵庫県、大阪府、京都府を訪れて取材を行い、日本の経済、社会、歴史、文化を探っていく。
「人民網日本語版」2011年8月3日
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