記念イベント「孫中山、梅屋庄吉と長崎」に関する記者会見が3日、駐日中国大使館で開かれた。辛亥革命100周年を中日が共同で記念する一連のイベントが始まったことを意味する。
辛亥革命100周年記念イベント日本側執行委員会委員長の福田康夫元首相は記者会見の席で次のように語った。梅屋庄吉と孫中山の厚い友情は、日中関係にとって非常に大きな象徴的意味を持っている。また両国関係の発展に啓示を与えている。両国は互いに尊重し、できる限り相手側の立場に立って問題を考え、両国の友情を深める必要がある。
長崎出身の梅屋庄吉は当時、財産のほとんどを孫中山が進めていた革命を支援するために使った。「君は兵を挙げよ、我は財をもって支援す」という梅屋庄吉の言葉は両国に広く伝えられている。
中日両国の仁人志士の間の厚い友情を記念するため、中国国務院報道弁公室と中国社会科学院は、孫中山、梅屋庄吉、徳子夫人の全身銅像と徳子夫人の半身銅像を日本側に贈る。
中国側が贈呈する4体の銅像は9月中旬に長崎に到着し、10月に長崎歴史文化博物館で一般公開される。日本側が答礼贈呈する和服を着た梅屋庄吉の坐像の除幕式も11月上海で行われる。
銅像を相互贈呈するほか、双方は長崎で開催する特別企画展「孫中山、梅屋庄吉と長崎」など一連の記念イベントの10月開催を計画している。
程永華駐日大使は「形式が多様で、内容が豊かな記念イベントは、歴史に対する中日両国人民の理解を深め、友好互助の誠実な感情を呼び起こし、中日の友好関係を促すことになるだろう」と述べた。
「新華網日本語=中国通信社」 2011年8月4日
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