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震災被災地の子供達 海南での夏休みを終え帰国

「陽光あふれる海南で愛を伝える」イベントに参加した日本の小中学生100人は7月午前、充実した海南での滞在を終え、チャーター機で帰国の途に就いた。中国新聞社が伝えた。

中国の温家宝総理が5月の訪日時に招待したことを受け、日本の小中学生100人が今月1日、海南に到着した。7日間の滞在期間、海口、瓊海、保亭、三亜など各地を訪れ、海南省博物館、博鰲(ボアオ)アジアフォーラム会場、海南保亭槟榔谷黎苗文化観光地区を見学、お菓子作りや餃子作り、跳竹竿舞(バンブーダンス)など特色豊かな各種イベントを体験、三亜市南山では東日本大震災被災地の復興と幸福を祈った。

三亜中学の生徒たちが、空港で中日両国の国旗を振りながら一行を見送った。また、海南のカラフルな風景が印刷されたハガキを日本の子供達にプレゼントした。

日本側学生の代表として高蒼麻由さんがあいさつに立ち、「海南は私に数々のすばらしい思い出をプレゼントしてくれました。中国の学生さんと交流した時間はとても楽しいひと時でした。今回の旅行に参加したメンバーは全員、両国の友好の架け橋となることができます」と話した。

日本から随行した小梶利香記者は「日本の子供達は、海南で素晴らしい自然と少数民族の風情に肌で感じ、深い印象を持ったようです。彼らと中国人学生とは、お互いの連絡先を交換し、今後も友情を深めていくことを約束していました」と語った。

「どうして忘られよう旧き友よ 懐かしく思わないはずがあろうか」-「友諠地久天長(蛍の光)」の曲が流れる中、朝7時、日本人学生は見送りに来た人々に名残惜しそうに別れを告げた。

海南省観光委員会主任を務める陸志遠・省長助理は6日夜に開かれたお別れ会で、「心の中にいつも太陽を抱き続けること」「中日友好の使者となること」「恩と感謝の心をいつまでも忘れないこと」の3つの希望を日本の子供達に託した。

陸省長助理はまた、「今回の旅は見事目的を達成した。日本の子供達は、体験と見学を通じて、身も心も十分リラックスできたようだ」と話した。

全国旅行業協会会長を務める二階俊博・衆議院議員は、海南の心のこもった周到な受入れに対して感謝の意を示した。同時に、中日国交正常化40周年にあたる来年、海南の学生が日本に来て休みを過ごすよう、彼らを招待した。

 

「人民網日本語版」2011年8月8日

 

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