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SMAP北京公演 デビュー20年で初の海外公演

 

木村さんの名前が刻まれた中国の印鑑をプレゼントするファンたち

日本の国民的アイドル・SMAPの木村拓哉さんが16日午後、9月16日に北京工人体育館で行われるSMAP北京公演「SMAP2011北京演唱会」の記者会見会場に登場した。SMAPが海外で公演を行うのは、1991年のデビュー以来初めてとなる。楚天都市報が伝えた。

白いシャツにスーツという気取らない格好で会場に登場した木村さんは、初めはやや緊張気味だったが、温総理との面会、SMAP解散説、そしてかつて共演した女優リン・チーリン(林志玲)などに話が及ぶと、まるで少年のような笑顔を見せた。

▽温総理も公演の成功を祈る

SMAPの中国公演は数年前から計画されてきた。昨年6月には、上海万博会場で予定されていた公演が急遽中止となり、その後10月に延期したものの再び中止となった。今年5月21日に温総理が日本を訪問した際、東京でSMAPと面会したことがきっかけで、中国公演が再び実現に向け動き出した。

木村さんは温総理との面会について「まず、温総理とお会いできること自体が、信じられないことだった。コンサートの成功を祈っていますと言ってくださった。笑顔で話しかけてくださって、とても優しい方なんだという印象が強い」と振り返った。来年迎える「日中国交正常化40周年」の前祝としての意味合いを持つ今回の公演は、賛同人に唐家セン前国務委員、李嘉誠氏(香港の実業家)、バスケットボールの姚明氏、映画監督の陳凱歌氏など、各界の要人が名を連ねている。

▽SMAP解散説を払拭 5人集まれば強いパワーを生む

今年はSMAPのデビュー20周年となる。5人それぞれのソロ活動も順調なことから、これまでにSMAP解散説が流れたこともあったが、木村さんはこの噂を否定、「普段は個別に仕事をすることが多いですが、いざ5人が集まれば強いパワーを生む。長年一緒にやってきて諍いもありましたが、それぞれが自分の輝く一面を発揮しながら、SMAPをずっと続けていくという決意があればそれで十分ではないでしょうか」と語った。

▽中国の熱狂的なファンたち

SMAPは日本で絶大な人気を誇るが、それは北京でも同じだ。会見では、ファンたちの熱狂もピークに達し、木村さんが一言「ニーハオ」と発言するだけで黄色い歓声があがった。10年間以上の年季の入ったファンも多く、皆通訳を介さずに日本語で直接語りかけ、木村さんが少しでも緊張しているような様子をみせると、すぐに「あなたは一人じゃない!」と声をかけた。

東日本大震災後の中国から日本への援助に感謝する意味を込めて、コンサートのロゴは「加油日本、感謝中国、亜州一家(頑張ろう日本、ありがとう中国、アジアはひとつ)」とされた。新アルバム「We are SMAP」にもこの意味が込められているという。また、木村さんは「日本のがんばろうという言葉よりも中国語の『加油』という言葉の意味がすごく好き。頑張ろうといわれた人にもまだまだエネルギーが残っている(火が消えないで残っているからこそ油を注ぐことができる)という、可能性を感じる言葉」と語った。

▽リン・チーリンは最も美しい中国人女性

司会を務めた曹可凡氏は15年前、上海で工藤静香さんと共に音楽イベントの司会を務めたことがあり、木村夫妻と縁を持つ。その曹氏が会場でこんなことを暴露した。木村さんが中国の女優・リン・チーリンとドラマ「月の恋人」で共演した時、木村さんは曹氏に「上海にはきれいな女性が多いと聞いたが、リン・チーリンさんほどきれいな人は見たことがない」と語ったという。これを聞いて木村さんが恥ずかしそうな笑顔を見せる一幕もあった。

木村さんはまた、「トニーレオンさんと共演したい。もちろん、可能であれば中国人監督とまた一緒にお仕事をさせていただきたい」と語った。

 

「人民網日本語版」2011年8月17日

 

 

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