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広西北海に「国際アイランドリゾート」建設へ

 

「広西チワン族自治区北海市涠州島十大インフラ建設プロジェクト」がこのほど正式に着工、「中国で最も若い火山島」の「国際アイランドリゾート」建設が全面始動した。

同プロジェクトの投資総額は3億元(約36億円)。素晴らしいオーシャンビューを誇る高級ホテル、国家地質公園観光施設および関連施設の建設のほか、ビーチ観光エリア建設、地質遺跡保護・緑化工程、照明工事、都市・農村外観改造工事など各プロジェクトが目白押しだ。

同プロジェクトの建設が着工したことは、涠州州島観光地区建設が新しいスタートラインに立ったことを意味している。自治区観光局の陳建軍局長は「涠州州島観光地区の開発・建設は、自治区を『観光強区』にするための一大スポットライトだ」と強調。同プロジェクトが牽引効果を発揮することで、国際リゾート施設建設のためのソフト環境が島内に次々と整備され、観光発展を通じた島住民の生活レベルアップが期待されるという。

涠州州島は北海市南部の海域にあり、市街区までの郷里は約21海里(38.9キロメートル)、島の総面積は26.88平方キロメートル(斜陽島の面積1.89平方キロメートルを含む)。島の総人口は約1万5千人、客家人が大多数を占める。国内で最大かつ最も若い火山島で、火山や海蝕(海洋による浸食作用)、海岸、サンゴなどの自然景観のほか、カトリック教会や旧村落などの古き良き街並みが残り、自治区級鳥類自然保護区に指定されている。海岸線は全長36.6キロメートル、清らかで広大な砂浜に恵まれている。周囲の浅海には、21属45種のサンゴが生息、総面積約10平方キロメートルのサンゴ礁を構成している。これは、中国さらには世界のサンゴ礁のうち、最高緯度かつ北回帰線に最も近いサンゴ礁だ。

独特で豊かな観光資源を持つことから、島は1999年12月、自治区リゾートエリアとして認可され、2004年1月には、火山国家地質公園に指定された。2005年10月、国家地理雑誌の「中国で最も美しい海島」で2位にランクインした。

2009年に発表された国務院「広西チワン族自治区経済社会のさらなる発展を促進するための若干の意見」では、「北海涠州州観光地区の開発建設」なる目標が明確に打ち出された。同年末、島の鰐魚山観光地区が国家級4A景区として認可された。2011年3月、広西チワン自治区政府は、「北海涠州州島観光地区発展計画」に対し、意見付回答を出した。

 

 「人民網日本語版」より 2011年9月5日

 

 

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