9月12日から17日、中国科学院より方新(全人代常務委員会委員、中国科学院副書記)団長をはじめとする10名の女性研究者が来日した。

方新訪日団団長（左から五人目）と山東昭子参議院議員（左から六人目）

今回の訪日は、昨年9月に北京で開催された「2010年日中女性科学者シンポジウム」の成功によって中日両国の女性科学者交流の機運が高まり、これを一層推進しようと文部科学省が招いたもの。

12日に(独)科学技術振興機構、(社)日中協会、（財)日本科学協会の共催で開かれた日本の女性研究者との懇談会及び歓迎会では、両国の女性研究者の現状や今後の日中女性科学者交流について、活発な意見交換が行われた。歓迎会には、1992年、1998年、2010年に中国で開催された「日中女性科学者シンポジウム」関係者が集い、和やかな雰囲気で中日交流が行われた。

歓迎会記念写真

一行は、衛藤征士郎･衆議院副議長、野田毅･衆議院議員、山東昭子･参議院議員を表敬訪問し、内閣府や文部科学省など政府機関訪問や企業の研究施設視察を行い、女性研究者の支援制度及び研究環境整備などの取り組みについて意見交換し、女性研究者との交流を行った。（文＝東京支局　写真=坂下妥子）

訪日団一行はつくば物質・材料研究機構で視察

人民中国インターネット版　2011年10月14日